ここで掲載している写真の多くは、三脚とセルフタイマーを使用して撮っています。
自分の姿を入れて写しているのは、 風景だけでは旅のイメージとしての写真ではなくなるためです。
つまり、旅とは美しい風景の中に、体ごと入っていく行為。
写真は真実の瞬間ではありませんが、憧れが写ればいいと思っています。
最高の幻想が表現できた一枚を写すまで、 僕は旅する自分を、遊び感覚で撮り続けようと思っています。
『生きる』ただそれだけのことが、
めまいを起こすほどに楽しかった。
1992年5月から1993年11月まで、一年半をかけた日本全域5万キロの旅。完璧な自由と幻想を求めて旅した日本には、想像していた以上に美しく広大な風景があった。
『旅人』として生きていくことを決意させた、素晴らしき日々。
まるで旅人やライダーの天国!
最も素晴らしい旅ができる国だ。
1996年、二人乗りのバイクで3ヵ月1万キロ。
景色の美しさ、野宿地の見つけやすさ、治安の良さ、物価の安さ、キャンプ場の豊富さ、どこまでも快適に走れる道…。
バイクで、トレッキングで、最高の旅ができたニュージーランド!
最難の旅!? 大自然から大都会まで、
あらゆる場所でテント泊の三ヵ月間。
ヨーロッパ十ヵ国を野宿とキャンプ場泊で90日間。
バックパッカースタイルで、移動手段は徒歩、鉄道、バス、ヒッチハイク。旅は常に無計画だが、これほど先に何があるのか分からない旅はこれが初めてだった。だからこそ素晴らしく面白い!
旅人の聖地。世界で一番好きな場所。
1994年から2002年の間、七度行った夏の北海道。
毎年夏が近づくと、もうどうしようもない気持ちになり、北を目指すしかなかった。このとんでもなく美しい土地と、そこを旅する旅人たちの魅力にぞっこん夢中となり、北海道の旅に、人生の全てを捧げても惜しくないとさえ思っていた。
最も多くの美しい景色が見られた旅。
世界が全力で旅人を楽しませてくれた。
世界一美しい島での奇跡の晴天続き、マッターホルン直下での真夏の雪、ラップランドの白夜の森と湿地、アオスタでの光り輝く湖…。わずか三ヵ月間で、僕は普通の人が見る一生分の絶景以上の、数多くの素晴らしい光景が見られたと思う。
変わりゆく聖地。北の大地の中に、
過去の幻想を探し続けた旅。
小説『夏の翼』のシーンをたどって、著者自らが旅する北海道。
オートバイ、カヤック、トレッキング、さまざまなキャンプシーンを
動画で紹介。(YouTubeに投稿した動画にリンクしてあります)
これまでの旅で最もワイルドな国。
一番冒険に近かった旅。
徒歩とヒッチハイクで 一周、三ヵ月間の野宿旅。悪天続きのスタート。強烈な風と雨。自分の旅への自信が崩れそうな洗礼を受け続けたが、時折微笑みかけるその自然の美しさは、この地球という星の素顔が見られた気持ちだった。(YouTubeにリンク)
西へ向かって走る旅。
そして日本最後の楽園、奄美群島。
新バイク、タイガー800XCでの三ヵ月間放浪。
旅はいつも気ままだが、これほど心のままに進路を変えていった旅もなかったかもしれない。かつての「二度とない旅」が、再びできたと思えるような、素敵な日々を動画で。
(YouTubeにリンク)
2010年の北海道から始めた動画は、旅の様子を伝える手段としては、写真よりも遙かに効果的だと感じました。
当初は写真の補助的に撮影していた動画ですが、今では完全に逆転して、写真撮影のほうが少なくなってしまったほどです。
バイクの走行シーンなどは特に、そのスピード感の表現性・再現性では、写真は動画に全く及びません。
風景の中に続く道(ときには道でない場所も)の画面。排気音とともに現れて、視界の外へと駆け抜けていく一台のバイク。
そこに旅の1シーン以上の情景、憧れ、幻想を感じていただけるならば、まさしく狙い通りです。
アイスランドの旅からは、より撮影も手間をかけるようになり、編集にも真剣に取り組むようになりました。
その分一本当たりの再生時間が長くなってしまいましたが、北海道2010に比べてクオリティーは格段に向上していると思います。
できましたら、ハイビジョンのフルサイズで、音響設備も充実した環境でご覧下さい。