ここで掲載している写真の多くは、三脚とセルフタイマーを使用して撮っています。
自分の姿を入れて写しているのは、 風景だけでは旅のイメージとしての写真ではなくなるためです。
つまり、旅とは美しい風景の中に、体ごと入っていく行為。
写真は真実の瞬間ではありませんが、憧れが写ればいいと思っています。
最高の幻想が表現できた一枚を写すまで、 僕は旅する自分を、遊び感覚で撮り続けようと思っています。
西へ向かって走る旅。
そして日本最後の楽園、奄美群島。
新バイク、タイガー800XCでの三ヵ月間放浪。
旅はいつも気ままだが、これほど心のままに進路を変えていった旅もなかったかもしれない。かつての「二度とない旅」が、再びできたと思えるような、素敵な日々を動画で。
(YouTubeにリンク)
2010年の北海道から始めた動画は、旅の様子を伝える手段としては、写真よりも遙かに効果的だと感じました。
当初は写真の補助的に撮影していた動画ですが、今では完全に逆転して、写真撮影のほうが少なくなってしまったほどです。
バイクの走行シーンなどは特に、そのスピード感の表現性・再現性では、写真は動画に全く及びません。
風景の中に続く道(ときには道でない場所も)の画面。排気音とともに現れて、視界の外へと駆け抜けていく一台のバイク。
そこに旅の1シーン以上の情景、憧れ、幻想を感じていただけるならば、まさしく狙い通りです。
アイスランドの旅からは、より撮影も手間をかけるようになり、編集にも真剣に取り組むようになりました。
その分一本当たりの再生時間が長くなってしまいましたが、北海道2010に比べてクオリティーは格段に向上していると思います。
できましたら、ハイビジョンのフルサイズで、音響設備も充実した環境でご覧下さい。