旅の道具 テント

紹介テント  秀岳荘オリジナルデザイン CLIMB ZONE 二人用
       ダンロップ Rシリーズ4人用
       ダンロップ Wシリーズ4人用
       Jack Wolf Skin イエローストーン3、2
       Jack Wolf Skin ラストリゾート2
       MSR HUBBA HUBBA HP                

                                 ※下に紹介する製品ほど新しいものです。



 

  秀山荘オリジナルデザイン CLIMB ZONE 二人用       

    山道具の店で有名な秀山荘のオリジナルテント。一般的なクロスポール*1のドーム型テント*2に、

   前室*3張り出し用のポールをもう一本追加して、広い前室空間を作り出している。山岳用テントだけあって、
   雨、風、雪には強かった。張り綱
*4
用ループ6箇所。値段は三万円くらいだったと思う。
   色はブルーで、あまり好みではないが、原色の青とは違う、やや水色に近い青。

    これは防大時代の沖縄一ヵ月、北海道一ヵ月の自転車旅、およびのべ数十泊の登山や旅、
   そしてその後の一年半を掛けた日本一周の旅で使っていたテント。登山用、バイク旅用、ともに使い勝手は良かった。
   出入口のファスナーが壊れたため、本体のみ、日本一周の途中で買い直している。

   
フライシート*5は劣化したまま使っていた。    

    実はヨーロッパのバックパッキング旅のために改めて新品を買おうと思ったのだが、すでに生産終了で、
   販売もされていないとのこと。現在の山岳テントはひたすら軽量化を求める傾向が強く、二kg台半ばの重量だった
   このテントは、とっくの昔に「時代遅れ」となっていたのだ。

  

      *1 ポールをX字に組み、しならせて骨組みとするタイプ。
      *2 正面、あるいは側面からテント本体を見たとき、半球状(半円状)に見えるテント。
      *3 テント本体と、雨カバーであるフライシートとの作る隙間で、出入口にある空間のこと。
      *4 主に耐風を目的として、テントを補強するために張るロープ。
      *5 テント本体を覆う雨よけのシート。本体をすっぽり包むタイプをフルフライという。

 

          



 

  ダンロップ Rシリーズ 四人用

    ダンロップのテントは、日本を代表するテントと言っていいだろう。なにしろ有名だ。
   このRシリーズは、平地用のテントとして作られているようである。つまり一般的な人がイメージする

   「キャンプ」で使うためのテントだ。     
   当然、過酷な条件での使用は考えられていないから、張り綱用のループはない。
   重量は4kgほど。畳んでも山岳用のテントと変わりがない大きさ。吊り下げ式*6のH型フレームドームテント。

    僕はこのテントのカラーが気に入って買った。ほかのメーカーには見られない、思い切ったカラーが良かった。
   ピンクと紫という、一見ド派手で趣味の悪そうなこの色使いが、なぜか自然の中で不自然に浮き立ったりせず、
   逆に似合っていた。     
   ほかの旅人たちからもこのカラーは好評。もっとも、北海道やニュージーランドのように、旅人を自然に受け入れる
   土地柄の場所以外では、このような目立つ色のテントは使いたくない。

    主に北海道三ヵ月半の旅と、ニュージーランド三ヵ月の旅、北海道二ヵ月の旅に使用。
   張り綱が使えるよう、自分で6箇所の張り綱用ハトメをつけている。そのことにより、信頼性は格段に向上したが、
   ニュージーランドでの風速30mを越す嵐でポールと干渉したフライシートが裂けてしまった。
   張り綱がなければ、テントごと潰れていたことだろう。写真での赤と青のラインは、その破れを補修したテープ。
   色も新品当時よりかなり退色してしまっている。ピンクも紫も、退色しやすいカラーだから仕方ない。
   横開きの構造で開放感があるが、出入口が一つしかないのは少々不便だった。

    現在もRシリーズは売られているが、形が変わった。出入口は前後に二箇所となった。
   僕が好きだったこのカラーはない。三人用までのラインナップで、四人用はないようだ。
   今は三万円以下で買える、比較的安いテント。(僕の四人用は当時34000円で購入) 

      *6 ポールで骨組み(フレーム)を作り、そこにテント本体をフックなどで引っ掛けて立ち上げる構造。

 

 



 

    ダンロップ Wシリーズ 四人用 

 

    ダンロップの登山用テント。吊り下げ式のH型フレームで、縦型ドームテント。つまり短辺に出入口があるタイプ。
   開放感は横開きのテントに劣るが、プライバシーを優先する人にはいいだろう。
   張り綱用ループは2箇所で、山岳用と考えるには不安。僕は4箇所増設して、6箇所にした。(上の丸型写真参照)
   重量3.8kg。畳むと枕ほどの大きさだが、ポールは別袋。

    主に北海道二ヵ月の旅、北海道半月の旅、冬の北海道一週間の旅、九州・沖縄三ヵ月の旅、北海道二ヵ月の旅に使用。
   一つ上のクラスのVシリーズに比べると、耐久性は劣るが居住性はより高い。天井の高さは快適性に比例する。
   旅で使うなら、値段も安いWシリーズのほうが良いだろう。と言いたいが、これも生産中止となってしまった。
   その後はKシリーズがこのモデルの後継となった。しかし、色は黄色のみだった。
   近年では、NEW VLシリーズがこのテントの相当モデルになっているようだ。色は赤。

    やはり旅で使うテントでも、登山用、山岳用テントは信頼性が高くてよい。
   だが、僕はなんとしてでも言っておきたい。黄や赤のテントなど、旅では決して使いたくない代物だ。
   その風景の中での不自然さ、目立ちすぎの醜さは、一張りあるだけで景観破壊である。
   人工的な黄や赤は警告色だから、どうしても気になって仕方がないし、第一、使用する本人も落ち着かない。
   美しい自然の中で、わざわざ自らが風景を台無しにする色のテントを立てるなど、感性としていかがなものか。
   日本のテントメーカーは、この意見をぜひ尊重してほしい。
   もっと素敵な色のテントを売らなければ、どんどんキャンプ人口は減ってしまうだろう。

 

 



 

  ジャックウルフスキン イエローストーン3(三人用。日本の規格では四人用サイズ)左写真


  ジャックウルフスキン イエローストーン2(二人用。日本の規格では三人用サイズ)右写真
 

  床サイズ225x180cm、室内最大高125cm、前室最大奥行き100cm。フロアの耐水圧5000mm、重量4kg。

  収納サイズ40x20x17cm、ポール折り畳み時43cm。価格33000円。現在国内販売はなく、個人輸入で後継モデル購入可能。
  

   狼の足跡マークで知られている、ドイツのJackWolfskin製テント。
  さまざまな形のテントを販売している同社だが、バイクやカヌーの旅にはイエローストーンシリーズが最もお勧めできる。
  同社の分類ではトレッキング用だが、山岳用テントと考えてよい。もちろん、一人で登山に背負っていく大きさではない。

   一応三人用との表記であるが、日本製の四人用テントよりも広い。オートバイの一人旅ならば、二人用のが良いと思う。
  広ければ確かに快適ではあるが、張る場所が限定される。自然や空地の中で平らな場所は、意外と少ないものだ。
     
   2010年北海道四ヵ月の旅2014年山陰・奄美三ヵ月の旅に使用。今までに買ったテントで一番性能が良く、また快適である。
  まず、色がいい。目立たず、かと言って地味でもない。ベージュ系のカラーはどんな風景とでも相性がいい。
  フライシートが作る台形の底面を持つ前室はかなり広いので、雨の日の炊事が楽である。
  横開きで開放感があり、天井も高い。出入口は二箇所。これは暑いときには有効な形状だ。
  グラウンドシート*7の初期耐水性はダンロップのテントよりもはるかに高く、水没しても、浸水があまりなかった。

   クロスポールに梁ポールの組み合わせ型、吊り下げ式ドームテント。張り綱は6箇所(6本)だが、テント側には
  二点で結ばれているので、12箇所(12本)に匹敵することはないにしろ、悪天候下でも安心して使用できるだろう。
  強風は体験していないが、アジャスターによりテントの高さが変えられるので、低くすればかなりの風に耐えられるはず。

   定価は33000円プラス消費税だが、これはずばりお買い得テントである。高級感は国産テントの比ではない。
  現在思いつく唯一の欠点は、モスキートネット*8が出入口をフルカバーしていないことくらい。斜めに半月状にしかない。
  蚊などの多い場所に張らなければ、それほど気にはならない。

   重量は4kgあるが、これは仕方がない。広さから考えれば、ダンロップのWシリーズよりも軽量だと言える。
  畳んだ体積はダンロップ四人用よりも若干大きい。ただしポールが細く(と言うよりも、ダンロップのポールが太い)
  短く畳めるため、総合的にはよりコンパクトである。付属のアルミ製ペグ*9も八角断面で、高級感がある。
  簡単な補修キット(ポール用スリーブ、テント生地)と、シームシーラー(縫い目の防水剤)付属。

   生産が一時中断されてラインナップから消えていたが、現在はまた少し形状を変えてカタログに載っている。
  日本での販売はされていないようだ。

      *7 テント本体の床を構成しているシート。
      *8 主に網戸状の出入口のことをいう。
      *9 テントを立てるための杭。

      説明文はを主体として書きました。(僕のは年式が古いため、性能面では不十分に感じる点が多い)

 

 

 

 



 

   ジャックウルフスキン ラストリゾート2RT (二人用)

   ジャックウルフスキンのトンネル型テントで、日本での販売はなかった。
  一応、ドイツから取り寄せはできるが、二ヵ月かかると言われた。提示された値段は66000円。
  299.95ユーロ、当時のレートで約42000円でドイツにて購入。僕やヨーロッパの人たちの感覚では、
  かなりの高級テントである。

   ヨーロッパでは普通に見られるトンネル型のテント。自立式ではないので、張るにはペグを刺せる地面が必要。
  壁の立ち上がり角度が大きいので、居住性は高い。ただし出入口が一つなので、洞窟のような雰囲気。
  天井の高さが全体に10cm高ければ、もっと快適になるはずなのだが。

   ヨーロッパ三ヵ月のバックパッキング旅で二度、合計六ヵ月使用。重量2.25kg。
  張り綱用ループ4箇所プラス2可能。小ぶりのアルミ製へら型ペグと、簡単な補修キット付属。
  ただし二度目のときは、棒状のアルミペグを持っていった。そのほうが使いやすい。

   長所はなんと言っても広大な前室。このおかげで、雨でも快適に過ごせる。雨粒が当たる音が楽しいテント。
  ただし風が吹くとばたつきが大きく、うるさい。しっかりと張り綱を張ればそれなりに解決するが、横からの強風を
  受けるとかなり大きくたわむ。それでもポールが折れたり、生地が裂けることはなく、相当の強風の中でも信頼して
  過ごすことができた。

   降雪時にはあまり向いていない。雪が勝手に落ちるほどの傾斜角が前後壁面にないので、積もったら自分で揺らしたり、
  外に出て除雪したりしなければ、つぶれる心配がある。

   短所は本体とフライが結合
されている構造なので(別々にすることもできるが、面倒)いったん濡れると乾きが遅い。
  濡れたテントは重量が増すので、持ち歩くにも負担が増す。濡れたまま持ち歩くのは、カビが生える原因にもなる。
   自立式でない点は、どこにでも張れない不便さがある。長旅ではアスファルト上やカチカチの地面にテントを張ることも
  たまにはあるものだ。それでもヨーロッパでは承知してテント地を捜していたので、張れずに困ったことは一度もなかった。

   総合的には、気に入っている。奥の天井は出入口側の天井よりも低いが、そちらに頭を向けて寝ても圧迫感は少ない。
  どちらを頭にしても寝られるテントは傾斜地に張った場合、便利である。というのは、出入口側を斜面上方に向けて張った
  場合は、外に向いて出入口に座ったとき、後ろにひっくり返りそうになるからだ。
  その状態でテントの前室で自炊したり食事するのはきつい。キャンプ場でさえ傾斜している地面は珍しくない。

   色は自然の中で目立たず、こっそりと張るのにも役立った。このテントもまた、新シリーズに変わってしまった。
  形はほぼ同じなのに、値段が100ユーロも上がっている。なぜか重量も重くなっているようだ。
  いずれにしろ日本での販売なし。

 

 



   MSR HUBBAHUBBA HP

     床 213x124cm  室内最大高 102cm  総重量 約2kg  規格 2人用3シーズン
     付属品 ペグ8本 張り綱2本 ポール補修用スリーブ1本 補修パッチ2種1枚ずつ 
     定価 テント本体 52000円(税別)  フットプリント 4500円(税別)


   このテントの特徴として、まず非常に快適な室内空間であるのを挙げたい。
   二人用テントとしてはおそらく最も広大で充分な高さの天井によるもので、床面積も二人用としては大きい方だ。

   HPは本体がリップストップナイロン生地で、一部メッシュ生地となっている。
   スタンダードのハバハバは本体総メッシュ。
   総メッシュのテントはよほど暑い場所にテントを張るとき以外、何のメリットもない。
   風、水、砂埃、煙、いろいろやっかいなものが進入してくるし、夏でも緯度や標高の高い場所では夜が寒い。

   HPでもメッシュ部分から冷気がどんどん入ってくるので、出入口面はファスナーで、
   側面はマジックテープで開閉できる布地を取りつけた。これで寒さが全く違う。


アイスランド三ヵ月間の徒歩旅で使用したが、強風には弱い。
風を受ける面積が広く構造的にも弱い出入口方向に張り綱をつけられるループがなく、
逆に強い方向の側面にはループがついている。

出入口のファスナーは上下どちらからも開け閉めできる構造になっているので、ポール先端を固定する鳩目のついたループに
張り綱を結んで対処していたが、それでも突風に吹き付けられると大きくテントが変形して、内部からの支えが必要だった。
ポールは一度折れて、補修用スリーブで修理。生涯補償なので、帰国後無償交換。

おそらく日本では台風や高度山岳地帯の突風でもない限りはそこそこ耐えるだろうし、通常の旅(キャンプ、野宿、ツーリング)ならば充分な性能を発揮できるテントである。オートバイの旅ならば三人用や四人用のテントが快適だが、荷物を減らしたければ
このテントは良い選択だと思う。カラーも赤や黄色の景観破壊色でないのが良い。

生地が明るい色(薄い色)であるのは重要で、目立たない色であるのも野宿では肝腎。
濃い色だと雨の日に暗くて憂鬱な気分になるし、目立つ色は注目されすぎる。
このテントは若干くすんだ黄緑色なので、自然の風景になじむのが良い。これが蛍光っぽい黄緑だと全然雰囲気が違う。
ベージュが目立たず、暗くなく、自然の景色と調和するので一番良いカラーだと思える。


     付属してくる天井の物置ネットは便利なものではないので取り払い、
     代わりに細いロープを巡らせて、そこに物が掛けられるようにしてある。

     付属のペグは強風時には短すぎるが、通常時には充分で、素材もそこそこ良い。
     アルミなので曲がったら叩いてたり踏んだりして直せるし、目立つ色なので紛失しにくい。
     紐をつけておかないと地面から抜くのに大変苦労するので、紐付けは必須。
     付属してくる8本だけでは心許ないので、追加購入した方がいいだろう。
     当然張り綱も最低4本ほしい。

防水性能は大変高く優秀で、浸水は一切なかった。
床の劣化を防ぐためにも、下敷きのシートはぜひ使いたい。
専用フットプリントは高いので、重量と体積を気にするのでなければブルーシートなどの安価なもので充分に代用できる。

雨の日に前室で調理するのはフライシートの張り出しが少ないので快適ではない。
片側閉じていても、床の真上までしか庇がない感じなので、腕や足が濡れてくる。
まあこれはたいていのフルフライシートのテントでも同様で、濡れたくなければ
特別な構造のテントを買わなければならないが、それは晴れた日の解放感との交換条件である。

出入口が二方向にあるのは開放感が高く、暑いときには風が通るので快適だ。
このテントのように長辺に出入口があるタイプはより開放的で、短辺に出入口があるタイプは「覗かれにくい」ことからの

安心感が高い。どちらを選ぶかは個人の好みだ。
ちなみに三人用のマザハバは短辺に出入口の縦型テント。ポールの先端が全て地面について設営されるので、風にも強いはずだ。




   テントの選び方。

   登山で使うのと、旅で使うのとでは選択基準が全く違うと言っていいだろう。
   現代の少人数山岳用テントは軽量化・コンパクト化を追及するあまり、広い前室空間を持たないものが主流となっている。
   前室にはせいぜい靴が置ける程度だったり、シングルウォール・テントでは全く前室がなかったりする。
   しかもきちんと人数表記のままに使用するのが基本らしい。つまり一人ならば一人用テントを使うわけだ。

 

   旅やツーリングでは、軽量コンパクトというだけでテントを選ばないほうがいい。
   最低限、表記人数プラス一名分が必要だ。
   一人での使用でも二人用テント以上でないと狭すぎる。
   僕は徒歩旅では二人用、バイク旅ならば四人用を主に使用している。
   (二人用で幅120cm、三人用で幅150cm、四人用で幅180cmが日本のテントの標準サイズ。)
   テントは寝るだけのものではなく、旅の間中ずっと暮らす空間であるのだ。
   特に雨の日。タープがなければ炊事は前室の空間を使ってするしかないし、一日テントの中で過ごさなければならない
   状況もあるだろう。そもそも前室のフライが張り出していなければ、入口を開けただけで雨が降り込んできてしまう。
   出入口を閉じたテントで昼間を過ごすのは憂鬱以外の何ものでもない。
   「寝るだけ」の機能のテントでは、長旅はできないのである。

 

 

   ホームセンターで数千円で売っているテントを買うのは論外として、平地用キャンプテントは、容積の割に重量がありすぎるのが欠点だ。
   もっともバイクならば重量にさほどこだわる必要もないが、二人用で3キロ、四人用で5キロを超えると、さすがに重いと感じてしまう。
   そして一番の問題点は、耐風性の低さである。晴れた週末だけのキャンプならば良いが、長旅では悪天候に見舞われることだってある。
   張り綱用ループが全くないテントは本体の構造自体にも耐風性能が考えられていないと見ていいだろう。

     

   ではツーリングテントはどうか。一昔前まで、使い物になるツーリングテントはなかった。とにかく信頼性・快適性が低かったからだ。
   いったい何を基準として「ツーリング用」とうたっているのか、全然理解できなかった。一人用(一人サイズ)ツーリングテントなど、
   存在の意味さえ分からない。バイクに固定しないと立たないテントもあったりして、これも開発者のコンセプトを疑った。
   テントを立てたらもうどこにも行くなと言うのだろうか?

   近頃はだんだんまともな製品が出てきて、特別に高い信頼性が欲しい人でなければ、ツーリングテントでも悪くないと思う。

 

   選択条件としての色はものすごく大きい。僕は赤、黄、青、の三原色は絶対に選ばないし、オレンジや水色の目立つ色も選外だ。
   まず第一に、自然の中で目立ちすぎて景観破壊を起こす。それからこっそりと目立たずに野宿できない。常に他人に対して、
   「ここでキャンプしていますよ!」と派手な看板で宣伝する必要があるだろうか? 旅をしていて一番危険なのは人間の存在なので、
   不必要に目立つ色のテントは安全対策としても選ばないほうがいい。キャンプ場でしか張らないならば何色でもいいが。

 

   ただし、黄色や明るい黄緑のテントは、虫が大量に寄ってくるときがある。赤いテントは日が差すと怪しい店みたいな雰囲気になって
   落ち着かないし、朝は眩しい。濃い色のテントは、雨や暗い曇りの日に中が暗くなり、余計に憂鬱になってしまうし、日が当たれば
   暑くなり不快。中には黒一色のテントがあるが、これはもう完全に論外だ。

 

   床の耐水圧は5000mm以上欲しい。僕が近頃使っているテントはみな10000mm以上ある。テントを張った場所が
   水溜りになってしまった場合も、10000mmの耐水性があれば浸水の心配をしなくていい。

   ただしこれは初期性能だが、もともとが低い耐水性能では必ず浸水する。

 

 

 

   1. 一人旅でも、二人用以上のサイズ。
   2. 広い前室空間。
   3. 景観破壊を起こさない色。
   4. 耐水性の高いグラウンドシートとフライシート。
   5. フルフライで、本体と独立している。
   6. 張り綱用ループ6箇所以上。
   7. 軽量で、畳んだときにかさばらない。
   8. 自立式がより便利。

   以上を考慮して、できるだけ多くの条件をクリアしているテントを購入するべきである。

 

   テントの選び方 補足。

   ペグはアルミ製の棒状ペグが最も使用する機会が多い。曲がっても叩いて直せる点が便利。
   プラスチックのペグはかさばるし、刺さりが悪く、折れたら終わり。
   砂地や柔らかい地面のために、へら状のアルミ製ペグを四本以上持ってると良い。
   極端に頑丈なペグが必要になる機会はあまりないので、重量が増す鉄製ペグは持つ必要がない。


   テントの寿命はだいたい述べ使用日数200~300日であると考えておいたほうが良い。
   それくらい使うと、買い換えたくなる。
   当然、苛酷な環境で使用したり、張りっぱなしで放置すれば、さらに寿命は低下する。
   理由は、
   1.生地の劣化、破損。
   2.カビ。
   3.ファスナーの不具合